今治タオルで有名な愛媛県今治市のタオル織機を使用し、ループ（パイル）を出さない組織で織ることにより、軽くて薄手ながらもふくらみのある生地を使用しています。
タオル特有の精錬加工（水を吸うようにする加工）を施しているため、独特の凹凸で洗いざらしでも優れた吸水性を持ち、季節を問わず快適さをキープし優しい触り心地のクッションに仕上げています。
コットンとリネンを交織させたヘリンボーン柄が特徴で、強度も高く、ホテルなどでも使用されているほど上質な仕上がりになっています。

【鎧段帽子絞り】
生地を手でたぐり寄せてひだを取り、上から部分的に糸を螺旋状に巻いて仕上げる、 戦国時代に着られた鎧の柄に見立てた鎧段絞り。
この鎧段絞りの糸を巻き付ける前に、糸を巻く箇所をビニールで覆い、 （被せる帽子に見立てて）防染する絞りが鎧段帽子絞りです。
この技法では、ビニールと糸を巻き付けた箇所が白く残ります。
ビニールが手に入らない昔の時代には、ビニールの代わりに竹の皮を巻いて防染を行っていました。
力加減と、糸の締め具合が重要になってくる絞り技です。