THE GENTLEMAN’S GUIDE vol.10 丸山尚弓の素敵な男性にストーリーあり

美人すぎるメンズファッションライターとして活躍する丸山尚弓さん。
女性の目を通しての男性論や美意識が、色気ある男を育てると話題です。
連載最終回となる第10回目は、「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」後編。
夏の素足を健康的に過ごすためのエトセトラを教わります。



240年以上の歴史に裏打ちされた信頼あるブランド。

冒頭の画像はビルケンシュトックのソール部分の断面図。
スエードライナー、ジュート、コルク&ラテックス、ジュートという4つの層が吸湿性や抜群の安定感、
高い耐久性と弾力性を生み出しています。今回初めて見たという方も多いのではないでしょうか。
各セレクトショップがこぞって取り扱うようなとてもポピュラーなブランドでありがなら、
その真価についてはあまり詳しくご存じないかと思います。
ビルケンシュトックの歴史は1774年、教会の公文書に登録されたことから始まります。
1896年、シューマイスター、コンラッド・ビルケンシュトックがフランクフルトにある自身が経営する2軒の靴専門店で、初めて柔軟性のあるフットベッド(インソール)の製造および販売を始めました。
その後の1963年、カール・ビルケンシュトックがコルクとラテックスを使った足の形に絶妙にフィットする医療用サンダル「MADRID」を提案、市場に送り出します。これがビルケンシュトックのサンダルの原型が生まれた瞬間ですね!
当時からのテーマ「健康な足と歩行」は、今日もブランドの本質を表しているといえるでしょう。
ビルケンシュトックという名前の由来は創業者一族の名字から来ていたんですね!

各モデル名には世界の地名が使われており、分かりやすいものから、コレはどの国の都市だろう?? というような珍しいものまで。その背景には「年齢や性別、人種や国境を越えてすべての人々の健康のために」という願いが込められています。
ちなみに日本の都市名がついているモデルには「TOKIO」と「SAITAMA」があるんですよ。
今後も意外な都市がピックアップされるかもしれませんね!

人間の足の形は3種類

意外と知られていませんが、人間の足型には大きく分けて3つの形があるんです。
・エジプト型:一番日本人に多く、親指が一番長い
・ギリシャ型:日本人全体の2割ほど、人差し指が親指より長い
・スクエア型:親指から小指までがほぼ同じ長さ。日本人では約5%しかいない
大体の靴のつま先は人差し指が一番長い形になっているため、大多数であるエジプト型の人の足には合いません。このため、両側から指が中心に向かって押されてしまうので外反母趾になりやすいと言われています。(ヒールの靴ならつま先へむかって重力が働くので、尚更です。)

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ビルケンシュトックは、親指から小指に向かっての自然なカーブが特徴で、足の形状によくフィットするようになっています。足を入れると適度な締め付け感があり、土踏まずからしっかりとサポートされている感覚がわかります。
このサポート効果はサンダルのモデルによって違いがありますので、足の状態にあったものを選ぶと良いでしょう。足の形やくせによって足に合わないモデルを履いてしまうと痛いと感じることがあるそう。気をつけてくださいね。

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意外と知らないインソールが汚くなる原因

これから暑い季節になると指の形に汗ジミがついてしまうのが気になるという方も多いはず。
そんな時は外出先から帰ったらすぐにスエードライナー部分をブラッシングして、よく乾燥させること。
それから、シューズ専用の除菌スプレーをかけておきます。
ソールが黒くなってしまう原因は皮脂汚れなので、このひと手間をかけることで清潔に保ち、汚れを最小限にとどめて綺麗に履くことができます。
これさえ習慣にしてしまえば、外出先などで思わぬタイミングで脱ぐ事になっても恥ずかしくないですね。

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長く付き合える一足

大人気のドイツの老舗ブランド、ビルケンシュトックの魅力に改めてクローズアップしましたが、いかがでしたでしょうか。
ビルケンシュトックがすごいのは、機能がいい事はもちろん、種類が豊富なだけではありません。
今回私がとてもビックリしたのが、メンテナンスが非常に充実していること。
ライナー(足裏に接するスエード部分)の張り替えや、バックルの交換、コルクの補修など様々なメンテナンスが可能です。
モデルによってはサンダルとしての価格帯的には高級なラインに入るかと思いますが、長く付き合える事を考えたら意外と経済的に思えてきますよね。

どうか皆さんにピッタリの一足が見つかりますように!



  • ※掲載商品は定価表示となっております。
profile

ナビゲーター丸山 尚弓 Naomi Maruyama

美人すぎるメンズファッションライターとして活動中。ファッション初心者も「素敵な男性」へと優しく導くことが信条。またファッションだけでなく「人生を豊かにするライフスタイル」をテーマに、男性としてトータルの魅力アップが目指せる記事を発信している。

photographer/ Yusuke Raika (aosora)