Accessory Addict エディター発田美穂の いつだって“主役は小物”主義

「服はもちろん好き。でも小物はもっと好き!」と言い切るエディター発田美穂が、
気になるトレンド小物を毎回ピックアップ。“小物への偏愛”を熱く語ります。

Item: 06夏の全身バランスアップに
ウェッジサンダルはマスト!

 すっかり暑い日が増えてきて、夏のようなスタイリングで出かける日が増えてきました。すでにノースリーブまで出動させてしまい、本当の真夏に何を着ればいいのか、やや不安も感じる今日この頃。

 そんな“すっかり気分は真夏”スタイリングが増えてくると、いつも心を悩ませるのが全身のバランス問題。春・秋・冬はある程度重ね着をするので、全身のバランスを成立させやすいのですが、問題は薄着になる夏……。早めに残念なお知らせをしておきますが、削ぎ落とした究極のシンプルは、残念ながら“スタイルバランスの良さ”で着こなすもの。

 例えば「ニット+デニム」。私自身もあいにく、こんなシンプルすぎるスタイリングで“もつ”ような体型もバランスも持ち合わせておりません。でもここにロングカーディガンをプラスしたり、少し着丈が長めでボックスシルエットのジャケットを重ねたりすることで、自分的な(ほんのちょっとの)バランスアップを目指して日々苦労しているわけです。

 が、問題は夏……。夏→暑い→薄着→ワンツーコーデが増える、という中では、スタイリングのテクニックでバランスアップができない!!! あああ……(崩れ落ちて号泣)。

 と、そんなときに毎年頼りになるのが「ボリュームウェッジサンダル」の存在。中でもイラストのような「ウェッジソールでほぼフラット」というタイプがイチ押し!

 まずですね。“ヒール全体が底上げされている”だけで、ヒールの高低差はないので歩きやすいのです! 素足で靴を履くことが多い夏は、ただでさえ足が疲れます。クーラーが効いた室内と猛烈に暑い外との行き来を繰り返すから、なんだかだるくなるし……。そんなときも“実はフラット”サンダルなら、がしがしアクティブに動けます!

 あとはこのボリューム感。これが夏のスタイリングの中で“いい仕事”をしてくれます。上に書いたように、洋服での体型カバーができない薄着の季節。でも、足元にボリュームウェッジサンダルを持ってくることで、ラクにスタイルアップができます。“ゲタをはかせてもらう”ってこういうこと?(違います)シークレットシューズ的な??(隠れてもいません)

 それからスタイルアップとは別の観点で、夏のスタイリングのバランス的にも使える! というのも、夏はどうしても“ペラッペラ”の服が増えるんですね。なぜって、暑いから。Tシャツも、リネンも、とろみ素材も、何もかもが薄い! 若いお嬢さんならば肌にハリがございますので、それでも全然問題ないのですが、大人の場合それだとやや心許ない&若干生々しさが出てしまうことも……。そんなときに、ウェッジサンダルの重たさとボリューム感がスタイリングの安定感を生み、ぐっと“すわりのいい”バランスを作ってくれるのです。

 このイラストのスタイリングの場合も、コートを脱いで白Tシャツ1枚になっても大丈夫。ボリューム感のあるウェッジサンダルのおかげで、カジュアルかつヌケのいいイマドキのバランスに! ロングタイトの細長いシルエットとも相性抜群です。ボリュームウェッジサンダルがあれば、憧れの究極のシンプルスタイリングもできるかしら! うん、できそうな気がする!!




Photo/ Asa Sato
Illustration/ Chitose Abiko



  • ※掲載商品は定価表示となっております。
profile

発田 美穂 Miho Hotta

エディター。ファッション誌を中心に、「着回し」から「ラグジュアリー」まで幅広いページを担当。ブランドや百貨店カタログの編集ディレクションも務める。身長があまり高くない(158㎝)ことから常に着たい服と似合う服が違うというジレンマがあり、結果サイズを問われない小物やアクセサリーへの偏愛がエスカレート。スイーツよりはビールと塩辛派。