Accessory Addict エディター発田美穂の いつだって“主役は小物”主義

「服はもちろん好き。でも小物はもっと好き!」と言い切るエディター発田美穂が、
気になるトレンド小物を毎回ピックアップ。“小物への偏愛”を熱く語ります。

Item: 05確実に大人のほうが似合う!
首元に巻くカラフルスカーフ

 大人になって、その魅力を再発見するアイテムがあります。若い時には似合っていたのにだんだん似合わなくなってきた……とがっかりしてしまうアイテムも少なからずあるのですが、ときどきご褒美のように「あれ、昔よりもなんだかいい感じ!」という気分になれるアイテムが出てくるのです。

 私の場合、そんなアイテムのひとつがスカーフ。スカーフというと、アルバムの中で幼い私と一緒に写る母の首元に巻かれていたり、“オッケーバブリー”時代のお姉さまたちが首やウエスト(!)に巻いていた、いずれも色づかいが派手なものが印象的。大学生時代の私も、当時はまだまだバブルの残り香がありましたので、今よりもずっとずっと大人っぽい服装をして首元にスカーフを巻いたりしていました。フューシャピンクのリップをがっつり塗り、今よりかなり老けた顔で。でも、当時から思っていましたが、どうもしっくりこない……。実年齢は若いのに、流行りとはいえなんだか大人っぽい格好をしてスカーフを巻いてもどうしたってちぐはぐ感が出てしまっていたのでした。

 そんなこんなで、スカーフ=派手、エレガント!というイメージを持ち続けていたのですが、このところまたスカーフがトレンドアイテムに戻ってきましたよ。バンダナ風やポップな色づかいなど、昔よりもプリントのバリエーションが豊富でなんだか楽しい!

 例えばこのイラストのように、Tシャツの首元にカラフルなスカーフを小さく巻くスタイリングが簡単でおすすめ! ジャケットのきちんと感とTシャツのカジュアルさをスカーフがうまくつないでくれるし、ジャケットを脱いでワンツーコーデになってもスカーフが差し色としてスパイスになってくれます。“手をかけたおしゃれ”な感じになれるのもうれしいポイント。

 それからもうひとつ、忘れてはいけないのが“自分自身”の変化。立派な大人の年齢になり、確実にスカーフというアイテムが似合うようになっているのです。スカーフ独特のツヤっとした素材感や色づかいに顔が負けませんよ、おかげさまで!!

 そう、おしゃれに関しては年齢を重ねるって決してマイナスなことばかりではないかも、と感じます。もちろん、若い時に似合っていたものは似合わなくなるし、着られなくなるアイテムもたくさんあります。でもこんな風に、うまくこなせなかったアイテムが自然と似合うようになることもある! 自分にやってくるさまざまな変化(良い変化も、あまりうれしくない変化も!)を柔軟な気持ちで受け入れ、「目じりにシワが増えて顔の印象が柔らかくなったから似合う色が変わってきたかも!」とか、「体に丸みが出てきたから辛口のスタイリングがちょうどよく中和されるみたい!」など、どんどん自分に都合のいいように解釈してポジティブにおしゃれを楽しんでいけたらいいなあ、と思うのです!




Photo/ Asa Sato
Illustration/ Chitose Abiko



  • ※掲載商品は定価表示となっております。
profile

発田 美穂 Miho Hotta

エディター。ファッション誌を中心に、「着回し」から「ラグジュアリー」まで幅広いページを担当。ブランドや百貨店カタログの編集ディレクションも務める。身長があまり高くない(158㎝)ことから常に着たい服と似合う服が違うというジレンマがあり、結果サイズを問われない小物やアクセサリーへの偏愛がエスカレート。スイーツよりはビールと塩辛派。